「…何か、すっごく切ない…」
ぴちょん…と滴の落ちる音が響く。
湯船に浸かりながらヒューゴが呟く。切ないどころか、遣る瀬ない立つ瀬ない…。
「ま…、ビッキーのテレポート事故は今に始まった話じゃないし、あんま深く考えるなよ
ヒューゴ」
落ちた場所があまりにも悪かったがな…、と追い討ちをかけるのは止めにしておいたシー
ザー。
「…だから、俺は嫌だったんだ……」
出発前から嫌な予感がして堪らなかったナッシュ。まさか湖に落ちてタコに助けられる
とは思ってもみず、俺は犬や虫どころかタコにも好かれるのか…、と落ち込んでいた。
「………、いい風呂だな」
テツ製作の総桧風呂に身を委ねて、そう言えるゲドは伊達に歳は食っていなかった。
「ごめんね〜、くしゃみ出ちゃって〜」
と諸悪の根源ビッキーはあいもかわらず、悪気など微塵も感じさせない。
「…くしゃみって、テレポート事故起こすの?」
酷い目に合った…と、浮かぬ顔で訊ねるクィーン。
「うん〜、何かねよく判らないんだけど、飛んじゃうの」
「…………、体よく暖めておきなさいね…」
そう言えるクィーンは大人だった。
「は〜い」
ざぶり、と肩まで浸かるビッキー。
「……しかし、まさか締南の銀嶺城に来る破目になるとはな…」
鎧の重さが崇り、一番酷い目にあったクリスは浴槽の縁に頭を乗せて項垂れていた。自
分を守る鎧で死に掛けるなど、恥以外の何でもないだろう…。
「そうだね〜。でも良かった〜、同じ時代でっ」
「はい?」
何かとても不穏当な発言をしませんでしたか?と当然思ったことだろう。
「ビッキー、同じ…時代って……?」
「…時間を飛び越える事…、あるのか…?」
「うん、あるよ〜。そんな事、しょっちゅうだよっ」
だって、解放戦争終わった後、くしゃみしちゃったら気付いた時は統一戦争中だったし、
統一戦争終わった後は、今に移っちゃったしっ!と全く、どれだけ普通の人間にとって重
大な事を、何の不安もなく言ってのける。
「うん…、ほんと……」
「同じ時代で良かったよ……。締南国だろうと、同じ時代でホントに良かった……」
「???」
クィーンとクリス、燃え尽きてしまったとしても、なんら不思議は無いだろう。(合掌)
風呂から上がると、それぞれが着ていた服と大体、同じ配色の着替えが用意されていた。
それに袖を通して外に出ると、温和な顔をした女官が待っていて、天威の元に案内され
る事となった。
通された先は、柔らかい雰囲気に満ちたレストラン。湖に面してカフェテラスがあり、
望む風景は見事なもので、陽光を水面が反射し水の端に映る緑が青々と萌えていた。
「あ、天威さんっ!イーヴァさんっ!」
ビッキーが馴染みの顔に気付き、喜んで駆け寄る。
「やぁ、ビッキー。やっちゃったみたいだね」
「まさか、デュナン湖に落ちて来るなんてね」
イーヴァと天威はレストラン奥の大テーブルに腰を落ち着けていた。ビッキーは勝手知
ったる銀嶺城レストラン、イーヴァの隣に腰を落ち着けるとウェイトレスの娘々に早速、
パフェを注文した.
「えっへへ〜。私もまさか締南に来ちゃうとは思ってませんでした〜」
と事の重大さなんてお構いなしに笑い飛ばしてくれる。
「皆も立ってないで、こちらにどうぞ…」
天威に促されて、それぞれは顔を見合わせると、いかにもその気がありませんと自己主
張しながら手近な席に着いた。大体…、トランの英雄と締南の国主との茶席に同席などし
たくないだろう…。ま、唯一救いと言えば、あの『尊大な月』がこの場に居なかったこと
だけかも知れない…。
「えと、まずはその…、この度は助けて頂き、ありがとうございます…」
ヒューゴが口篭っているのを見て、隣に座っていたシーザーが代わって切り出した。他
の連中も、ここはシーザーに任せる事にした。 誰だって、英雄国主と関わりたくない。
「うん。気にしなくていいから。ビッキーのテレポート事故はどうしようも無い事だしね」
どうやら先の英雄二人もビッキーのテレポート事故は経験済みの様である浮かぶ苦笑に
も重みを感じた。
「服も…、用意して頂き、忝く思います」
「いえいえ〜」
「突然の来訪、という形となりましたが、我々は未だ油断のならぬ状況にある為、服が乾
き次第、グラスランドに帰還したく思います…」
状況として一国の猶予も無い。グラスランド内にいるのであるなら兎も角、一国隔てた
締南で油を売っている心の余裕など無い。
「それ、無理」
慣れない口調で鯱張りながら喋っていたシーザーを玉砕した。
玉砕したのは、優雅に薫陶を楽しみながら紅茶を楽しむトランの英雄。言った後もしれ
っとした態度で、ケーキを口にした。
「…何でだよ…」
眠そうな表情が不愉快そうな表情に変わり、口調もいつも通りの不遜なものに戻った。
そんなシーザーに苦笑して、答える事をやめたイーヴァに代わり天威がのほほんと口を
開いた。
「さっき、君達がお風呂に入ってる間に、湖でチュカチュラが見つけてくれたんだけどね」
と言って取り出して見せた物は
「あっ、それ!私のロッド〜!」
目を丸くして、ビッキーが答えた。口にクリームが付いているのはご愛嬌。
「そう。ビッキーのロッドなんだけど。
湖に落ちた時だと思うんだけどね、こんな風に……」
ビッキーのロッドは真ん中でポッキリ、二つに折れていた。
「…………」
思わず絶句の一同…。
「まさか、こんな状態でも帰る事はしないだろう…? 僕ならまず絶対しないね」
帰るどころか、帰れるかどうか…。もしかしたら、もっとどこか違う場所に行きかねな
いしねぇ…、と他人事の様にのたまう英雄。
「じゃ、俺達、グラスランドに戻れないのかっ!?」
ヒューゴが顔を青くして噛み付く。
大体。何時までもここで油を売っているわけには行かないというのに…。
「ま、早馬で駆けたとしても日にちを喰い過ぎるからね…」
あまりお勧めしないなぁと言った表情のイーヴァ。
「城のテッサイ…、城付きの鍛冶頭が今はトランに鍛鉄修行に出てるんだけど、知らせに
よれば明日にはこの城に戻ってくると言っていたから、それを待つ事を、僕は薦めるけど。
鍛冶作業に入れば、修繕に一日もかかる訳じゃないからね。ロッドが直ってから、ビッ
キーにティントまで飛んでもらって、それからグラスランド国境へ早馬飛ばして瞬きの手
鏡を使うのが、安全…だと思うけど?」
所要日数を換算したとして四日以内。早馬を飛ばしてもそれ以上は掛かってしまう。
「…天威殿は、構わないのですか? このような形で我々を留めおく事を…」
クリスが肩身が狭そうに口を挟む。クリスなどとしては、こんな形で締南国の面倒にな
るという事が不本意で堪らない。
「クリス・ライトフェロー、僕としてはさっき言った通り。
ビッキーのテレポート事故はどうしようもない事だと思っている。あまり気に病むことで
はないよ。
それに僕としても城の皆としても、お客さまが来てくれた事に変わりがなくて嬉しいか
らね」
「…………」
「城のみんなが結構、ヒマを持て余し加減でね。
喜んで持て成させてもらうよ」
と、温和な印象を裏切らぬ呑気な返答だった。
「でも。どうするかは君達自身で結論を出すといい。
城に滞在する事は何の問題も無いから、気にしないでいいよ」
との天威の言葉に、炎の運び手一行は。
それぞれ、意見を出し合ったところ、イーヴァと天威の言った事は覆しようのない正論
かつ、それが一番の最良の方法であった。
「ロッド無しのビッキーにテレポート頼むほど、命知らずはいないだろ…」
最初から捨て鉢加減のナッシュ。何だかヤサグレに磨きがかかっているような…。
「…明日には鍛冶頭が戻られると仰っているし、ロッドの修繕は確かに時間が掛かるもの
でもない」
ビッキーの杖を見る限り、ロッドの破損状況は持ち手の木材の部分であって、要である
宝玉に関してではない。
「ビュッテヒュッケ城ではないが、最近は連戦続きだった事もあるし…。
ここは国主の言葉に甘えてみてはどうだ、ヒューゴ?」
クリスが冷静に分析して提案する。
「シーザーはどう思う?」
炎の運び手の頭脳、若きシルバーバーグは
「…そうだな。
『破壊者』はとりあえず、現時点での目的は達成している。
後は、術を完成させる為の『時間』だ。
俺達としては術が完成するまでの間に攻めたい所だけど…。現状が『こう』なわけだか
ら…、ま、そこまで慌てる状況でもないと思うよ。
城にはアップルさんが居る訳だし、俺達に起こった事故も把握してるだろう。戻ってき
た時丁度に、連中の本拠地も見つけ終わってるんじゃないかな」
ここはちょっと、休暇には向かないかもしれないけど、休みに充ててはどうかな?とシ
ーザーも提案する。
年長者であるゲドとクィーンを見て、
「……、あまり気負いすぎるのも毒だ。休める時に休め…」
とゲド。
「どうしようもなく違う環境にいるって、見えなかったことが見えてきたりするからね。
気分転換って感じで軽く考えなよ」
とクィーンは笑って見せた。
仲間はこの状況を悪くは捉えていなかった。
ならここは、天威の言葉に甘えるのも悪くないだろう。
「…では、お言葉に甘えて数日、ご厄介になります」
そう応えると、国主は楽しそうに笑った。…きっと、さっきの言葉は嘘偽りの無いもの
なのだろう。
「じゃ、とりあえず。ビッキーのロッドが直るまで、城でゆっくりして下さい。
城の皆には言っておくので、自由にしてもらって結構です」
部屋は今準備してもらってますし、宿屋の傍には酒場があるのでそこで楽しんでもらっ
て結構です、図書館もあるので…蔵書量結構な量なんですよ。と色々城の説明をする。
あっビッキーの部屋は前の通りあるから、そのまま使ってもらえばいいよ、とも付け足
す。
「あの…天威殿は、何されてるんですか…?」
シーザーがそれとなく詮索する。
「僕?、以前ほど忙しいわけじゃないけど、それなりに執務とかこなしてるよ。
今日は午前の執務は少なかったし、午後からもあるけど、量が多いわけじゃないから」
この後から執務に戻ろうとは思ってるけどね〜、と至ってあっけらかんと答える。
形が形だけにそう見えないが、しっかりと『王様』稼業はしているようだ。
この目の前で穏やかに笑みを見せる人物が、自分の教育係であるアップルとその兄弟子
が軍師として仕え、軍主と認めた存在…とはどうにも納得がいかないものだった。
「そうですか、では申し訳ありませんが、執務室にお戻り願いたい」
冷ややかな声に一斉が振り向いた先には、銀嶺城宰相シュウが立っていた。
「お寛ぎ中申し訳ない、天威殿」
コツコツと靴音を立てて席まで着くと軽く頭を垂れる。頭を上げた一瞬、ヒューゴの隣
に座っているシーザーを一瞥した。
「あぁ気にしないで、シュウ。
何か仕事残ってたっけ?」
期限が差し迫っていた案件の決裁は済ましていた筈だが、と首を捻る。
「いえ。この件に関しては我々の不手際です。先方が少々ごねましてな…」
と全くと言っていい程、その冷徹な表情を変える事無く、書類を差し出し言葉を続ける。
ヒューゴとシーザーとの関係とは全く違う、天威とシュウ。敬語のシュウに対して、砕
けた口調の天威。端から見れば何と奇妙な構図であるのに関わらず、その様は当然で当た
り前な、完全な主従関係を見せた。
「我々としてはもう少し、様子を見たかったのですが…」
「相手側が掌でも返した?」
「掌だけで済ましておきたいので…」
全てを語らずともお互いは理解済み、といった雰囲気。
「判った。今から部屋に戻ろう」
ガタリ、と音を立てて席を立つ。
「じゃあ、皆さんはゆっくりしていて下さいね」
「あっあのっ」
咄嗟にヒューゴが呼び止める。
「何かな?ヒューゴ」
振り向く天威に対して、ヒューゴは言葉に迷いながら
「あの、貴方に訊きたい事があるんですが、お話、する時間とか、ありますか…?」
天威はほんの少しの間、考えて…
「…今日のところは目処が立たないから判らないけど…、明日とかだったら問題ないと思
うよ」
「じゃあ…、明日にでも……」
じゃあね、と会釈をして去る天威にシュウが付き従い、レストランを去った。
天威達が去った後、それぞれは残されて。
所構わずお茶を楽しんでいる、イーヴァとビッキー以外全員、今後のどうするか脳裏を
過ぎった。
天威からは、城の中で自由にしてくれていい、と言われたが……。
「イーヴァ、お主はここにいたか」
天威が出て行った後、入ってきたのは……、蒼の天上の月。
一難去ってまた一難の炎の運び手達。
「おや、シエラ。おはようございます。目を醒まされたのですか」
「やっほ〜、シエラちゃん。お久しぶり〜っ!」
嬉しそうにパフェのスプーンを咥えたまま、ビッキーは感動のあまり手を振る。そんな
ビッキーの姿を目にして…。
ナッシュやクリスなどは『あの』シエラを『ちゃん』呼ばわりしている事に、青褪めて
いた。
「阿呆が、あれだけ派手に騒ぎ立てて呑気に寝ていられるか。
知らぬ気配を感じたし…、大事は無いと思うていたが、まさか雁首揃えて締南に来ると
はのう…」
くくく、と笑みを押さえながら、イーヴァの隣に腰を下ろす。
「ごめんね、シエラちゃん。私、くしゃみしちゃって。まさか締南に来るとは思ってなか
ったの〜」
流石のビッキーもシエラには従順なのか、しゅん、と項垂れていた。
シエラは腰を落ち着けると、娘々に目配せし注文する。彼女の注文はヒューゴ達にとっ
ては意外や意外、グリーンサラダとトマトジュース。てっきり、赤ワインか血肉滴る肉で
も食べるのかと思っていたが…。エルフもびっくりなヘルシー加減である。
「一人で食事をするのもつまらぬ。
イーヴァ、ビッキー、付き合うがいい。
ビッキーには現状がどうなっているかも訊きたいしのう」
「喜んでだよっ!シエラちゃんっ!」
「僕もビッキーの話には興味があるね。お相伴とさせてもらうよ」
そんなシエラの言に反応してナッシュが立ち上がった。
「おっおい、状況説明ならビッキーじゃなくとも…」
只でさえ、脳内世界が別世界なビッキーの説明で、誤解無く理解出来るとは思えない。
そんなナッシュの意見は、シエラの手元に置かれていたフォークによって封殺された。
哀れ、フォークで没したナッシュなど構わずに、三人は和気藹々(?)と再会の会話を
楽しむのだった。
天威はレストランから去り、イーヴァとビッキーはシエラとの会話を楽しんでいる。
ヒューゴ達は、会話の中心が自分達から外れた事を察すると、誰かが何を言う事無く席を
立ち、レストランを後にした。
「アタシ達は、とりあえず用意された部屋を見に行くよ」
というクリスとクィーンに対して、
「酒場にいる」
と言ったのがゲドとナッシュ。ナッシュなどは、酒でも呑まないとやってられねぇと言っ
た風だった。額の鮮血が目に痛い…。
「俺達、どうしようか…。シーザーはどうする?」
ビュッテヒュッケ城以上の規模の城に放り出される結果となって。
「俺〜?俺は国主サマご自慢の図書館覗かせて貰おうかなって、思ってるけど?」
そう言えば、以前アップルが銀嶺城の蔵書の事について色々話していたのを記憶していた。
アップルと彼女の兄弟子シュウ、それにグリンヒル代表のテレーズ・ワイズメルが居た事
もあり、蔵書の種類・冊数が軒並み外れて膨大な物となってしまった、と苦笑していた。
勉学が特に好きと言うわけではないが、ただ単にそれ以外に興味が持てなかったという理
由だが、教育係の彼女がそう言うのであれば興味が無い訳ではない。良い機会だから堪能
させてもらおう、という考えである。軍師である自分は、荒事には不向きであるし…。
「じゃあ…俺は城の中、ブラブラしてるよ。どうせ、特にすること無いしさ」
と言って、ヒューゴとシーザーもそれぞれ別れた。
レストランに残った三人は、その後も和気藹々?と会話が成されていた。
ビッキーの脱線しそうになる話を上手い事軌道修正しながら、シエラとイーヴァは相槌
を打つ。イーヴァはやんわりと、シエラは絶妙に強制的に話を戻しながら。二人はもしか
したら、この珍妙で巧妙とも取れる脱線具合を楽しんでいるのかもしれない…。
「って感じかな、私、最初の方はよく知らないから判らないんだけど…」
ケーキ盛り合わせを食べ終えて、ビッキーが人心地ついた。
「なるほどねぇ…」
イーヴァは新しく頼んだコーヒーの香を楽しんでいる。
「…随分と手間取っているようじゃのう、あの小僧は」
シエラも紅茶を新たに頼み、細い金のスプーンで檸檬を突付いていた。
「面倒臭がりで手間取るのが嫌いな彼でしたから…。
ここまで後手後手になったのは予想外の上、不本意甚だしいだろうね…」
話によれば、レオンの孫で長子アルベルト・シルバーバーグを仲間としていながら、こ
こまでの不手際。なるようにならない最悪。
「世界自体を敵に回している以上、致し方の無いことかも知れないけど…。
違う手段が無いとは限らないだろうに…」
すっと目を細めて、ここにはいない相手に雑言を吐きたくなる。
「しかし、不甲斐無いと言うか情けないと言うかは、あやつらの方よ」
暗い感情に沈みそうになったのを、シエラの声が引き上げた。
「っていうと?」
「ま、大目に見て炎と水の紋章が強奪される、と言う事は甘んじても良いがな。
『真の紋章』に関しての知識経験はあの小僧が一日の長であるわけだが、あの黒いのまで
盗まれるとは…。
あれが共に過ごした時間は伊達であったと言うところかのう」
「…………」
とんだ貶しっぷりである。まぁ恐らく、継承者最古参である彼女にかかれば形無しであろ
うが。それでも百年は共にしていた人間に対してその言い様は、酷い気がする。
が、イーヴァはそれについての反論はしない事にした。
何せ相手は、自分の手元を離れている紋章を御するという荒業をやってのける程の存在。
紋章所有暦20年程度の若輩者が口を挟めるものではない。
「どちらにせよ、ここまで事が進んだのじゃ、決着がつくのはそう遠い話ではないのじゃ
ろうな…」
「そうですね…」
(last up 2007 10/20) ← →
銀嶺城の主だった収益は、城内城下のテナント料、デュナン湖渡航料、天威とシュウに
よる交易収入…そんな感じ。