古き英雄から 20 










「大変だ…」

「いかがする…。天威様も宰相殿もミューズに居られるが…」
「それを説明するとなると、全ての説明もせねばならぬぞ」
「しかし…、この件は表向き秘密裏にと言う扱い……。いかに令息殿であってもお話しするわ
けには…」
「だが、なればお二人の不在、いかに納得していただく?」
「あぁ、どうしたものやら…」
 と城の一角にて、身なりは高官を示す衣服を纏った人間達が雁首揃えて顔を青くしていた。
 その理由は、昨夜遅くに城に到着したトランからの使者で訪れた人間にあった。
 従来であれば、城預かりが出迎えれば済む事であるのに、この度の使者殿は彼らの主と共に
戦った戦友であり、トラン大統領令息殿であった。
 今現在、立つ事の出来ない会議の為、と待たせているが、何時までも待ってはくれまい。如
何にしたものか…、と困り果てていた。
「…なら、一筆したためてフェザー飛ばしたらどうだい?
あの子なら理由をちゃんと理解して天威に届けてくれるよ」
そう言ったのは、問題に呼ばれた酒場の主レオナだった。
「女将っ!」
「あの馬鹿息子、どういう理由か知らないけどアップル達が来た事、勘付いてるみたいだから
ね。軍師を呼び戻せれば一番いいんだけど、そっちの方が難しいから。
 今フェザーに飛んでもらえば、昼は過ぎるけど今日中には着くだろうよ」
 フェザーが着いてしまえば、後は瞬きの手鏡で戻ってこれるんだしね。
「……それが一番の手段か…。早速、書をっ!」
「それまでの間、あの馬鹿はアタシ達が面倒見ておくよ」
 ヤレヤレと面倒臭そうに煙管の煙を吐き出して、レオナは酒場へ戻っていった。
「かたじけないっ」

 銀嶺城での明け方に起こった事件だった。





 宿に戻ってみると、議会に出席していた人間達も戻って来ており、帰国の準備に追われていた。
「アップルさん、お疲れ様です」
「あら、フッチ。お帰り」
 大して荷物を持ってきた訳ではないが、それでも個人で細々とした物はある。それにそれが大
人数分となるとまた嵩む。アップルはそれぞれの荷を纏める様に言って、宿屋の広間に集めさせ
ていた。
「…彼に会えたのかしら?」
 私も会いたかったけれど、今回は仕方ないわよね。と苦笑気味。
「えぇ。皆さん、元気そうでした」
「そう、それは良かったわ」
「それで…ですね、ちょっとお願いして良いですか…」
と低い腰で言ってくるフッチに、アップルは瞬間に察知した。
「良いわよ…」





「おーい、ヒューゴ」
と部屋のドアをノックする。
「は〜い、どうしたんですかフッチさん?」
 もう荷物は纏め終えていたようで、ベッドに腰掛けていた。同様にジョー軍曹も、ミューズで
買った葉巻を楽しんでいる。
「うん。ちょっとね来てもらいたいんだ」
「 ? 」





「クリスさん」
と半空きのドアを軽くノックする。クリスも荷造りを終え、窓からミューズの眺めを堪能してい
るようだった。
「如何した?フッチ殿」
「えぇ。すいません。ちょっと用事に付き合ってもらいたいんですが…、構いませんか?」
「はぁ? なれば手伝わせていただこう…」





 即行動可能な12小隊の面々はすでに荷造りは完了して、ミューズ最後の酒を楽しむべく酒場に
その顔を揃えていた。
「おい、ゲド」
 カウンターでビールを傾けていたゲドにナッシュが入り口から呼ぶ。
「ちょっと付き合え」
 そう言うと、ナッシュはスタスタと先を行き、拒否権は最初から存在していないらしい。
「………」
 




「で、フッチさん。クリスも一緒で何の用なわけ?」
 フッチに呼ばれるまま、そのまま付いて来たが、ここまで一切説明は受けていない。クリスも
表層、気にしていなさそうだが、自分達をどこへ連れて行くのか聞きたいだろう。
「う〜ん、まぁもうすぐで着くから」
「答えになってないよ、フッチさん…。
 こんなに離れると、出発の時間に遅れませんか〜?」
「大丈夫、大丈夫。
 アップルさんにはちゃんと言付けてるから」
 と不満を口にしてもフッチははぐらかすだけ。仕方なくフッチの背を追うしかないようだ。
 方向としては、ジョウストンの丘とは反対の方だろうか。静かな通りを進んでゆく。こちらは
店が多くないようで、大通りとは違った雰囲気だった。

「よう、フッチ」
「ナッシュさん」
 脇の道から、ゲドと一緒にナッシュが出てきた。
「ゲドさん?」
「ゲド殿?」
「…………」
 色々と勢揃いである。
 ナッシュとゲドが加わり5人パーティになった、ではなくて。フッチとナッシュの後を継承者
3人が付いて行く。
 この面子が揃った時点で。
 3人は、自分達が何処に行くのか…察する事が出来た。それは楽観視なのかも知れないが。
 歩いていく先には、大きな鉄格子の兵が見え、昨日見なかった服装の衛兵が守衛に就いていた。
よく見れば、軍服の腕章は赤地に白い羽の紋章があしらわれていた。その腕章が何を意味するか、
ゲドとクリスは理解した。
「…迎賓館?」
 国賓・国家代表が宿泊する為の館。その館へ、フッチ達は戸惑う事無く奥へ進んでゆく。
 館の正面玄関を潜り、ホールを抜けて、二階に繋がる階段に足をかける。
 階段を踏み出して、ナッシュは一つ思い出し、自分達の後ろにつく三人に言った。

「一つだけ、前以て言っておくぞ。
 絶対に、口答えだけはするなっ!」

3人は念を押されてしまった。

 階段を上りきり、正面の大広間のドアをフッチがノックした。
「天さん、フッチです」
『どうぞ〜』
 フッチが言った名前に改めて3人は息を飲む。
 ガチャリ、と華美ではないが重厚なドアを開ける。
「フッチ、お疲れ様。ありがとうね」
とソファ上座に座っている天威が労う。
 その左右にはシエラとイーヴァが座し、それぞれワインを楽しんでいた。
「いえいえ。これぐらい大したことじゃないですしね。
 イーヴァさん、もう呑んでるんですか?」
 さっきまでは素面だったはずだが…。
「うん。折角美味しいワインがあって、酒の肴まであるんだからね。呑まないわけにはいかない
よ」
と満面の笑み。どうやら自分が居ない間に肴を持って来て貰ったようだ。卓上にはチーズや生ハ
ムなどが揃えられていた。
「…お主には、早すぎると思うがのう……」
 シエラは肴に興味も示さず、グラスを傾ける。


「「「…………」」」


 招かれておきながら、完全にスルーされてしまった。というよりか、二人にとっては全く何も
関係の無い、との意思表示なのか…。
 部屋に招かれた(?)3人が居た堪れなさに苛まれつつある時、
「…昨日は、全く挨拶も出来なくてすみませんでした」
 弾かれたようにヒューゴは声の方へ向いた。
「とりあえず、自己紹介させて下さいね。
 締南国国主・天威です」
「あっ、ほ…炎の運び手の、ヒューゴです」
「…同じく、クリス・ライトフェローです」
 天威自身はソファに委ねて体を落ち着けているが、ヒューゴやクリスは反面、緊張で硬化して
しまった。
 アップル達の昨日の話しでは、まず面会は叶わないと跳ね除けられた。
 今日、締南の都市代表が一斉に会した議会に出席。締南のそれぞれの代表と接して、締南が広
大で力を持った国であるか、そしてその国を統一し主導者たる地位に居る人物がどれ程の者か…、
思い知らされた。
「この度は…我々に対して支援、忝く思います」
 場馴れしているクリスがヒューゴに代わって謝辞を述べる。ヒューゴはクリスを見やると、彼
女もまた目配せした。
「うん。その事に関してはあまり重たく考えなくていいよ」
と至って笑顔で答える。
「テレーズさんも話していたと思うけど、僕らとしても無視出来ない状況だし…」
「は…しかし、我々にとっては兵力・輜重共余裕の無い状態でした。
 その状況での支援の申し入れは……」
「クリス・ライトフェロー。事象だけを見ておけば良いよ、今は。
 こちらとしても、国として…目的があったわけだしね」
「目的…?」
 ヒューゴの眉が途端幅を寄せる。
「そうそう。
 昔の人の良い言葉、だよ。『国家に真の友人はいない』ってね」
 悪戯めいた悪い笑みをイーヴァが見せてくれる。
「おや、イーヴァさん。僕らとしてはトランと末永くお付き合いしていきたいと思ってますよ?」
「うん。トランとしても締南と末永く仲良くしたいと思ってるよ。
 締南にはハルモニアに対して頑張ってもらいたいし」
「えぇ、トランからの越境税でふんだくらせてもらってますしね〜」
「ま、利害の一致があるのが一番だけどね」


「…………」




「あ、あのっ」

 政治的に子どもに宜しくない方向に行きかけた時、堪らずヒューゴが声を上げた。
「締南が目的を持って支援するっていうのは判りました。
 だからっ、一つ訊いて良いですか?」
「どうぞ」
「…なら、貴方方が支援を決定した目的の理由は、何なのですか?
 締南の英雄もトランの英雄も、27の真の紋章の継承者だと聞きました。
 俺らに五行の紋章が揃っているから、ですか?」
 ヒューゴは彼らの会話を聞いていて、確かに締南としての安全や利益の為に支援をするのかも
しれない、だがそれだけが全てではなく、それはただの隠れ蓑ではないか、と直感のようなもの
で感じた。
 それに、本当の意味で自分達に協力的なのだろうか……。
「さあ、さてね」
 くすっと、それは今まで見せていた柔らかい笑みではなく、翳を含んだ笑みだった。
「さてねって、アンタッ!」
 簡単にはぐらかそうとする天威に、馬鹿にされたと感じたヒューゴが反射的に食って掛かろう
とした。
「わっ馬鹿っ、ヒューゴッ!」
とナッシュが反応した瞬間、


『ドンッ!』


 部屋に眩い閃光の爆発が起こった。
「口の利き方を知らぬ小僧じゃのう…」
 何が起こったか、語る必要はないだろう…。
「…………」
 閃光が晴れた後、見えたのは咄嗟にヒューゴとクリスを突き倒し、白煙が燻っているゲドだっ
た。
「あ、そっか。ゲドさんの紋章って雷だっけ?」
 イーヴァがさして興味を示さず漏らす。ま、シエラとしてもそれを判っていたからしでかした
のだが。
「…………」
「だからってッ」
倒れていた体を起こして、怒り憤懣でまたしても噛み付こうとするヒューゴをナッシュが素早く、
後ろから回り込んで体と口を押さえる。
「うん。ヒューゴ、判るけど。判るけど、落ち着こうな〜」
 手慣れたものである。何を言っても埒が明かないのを身を以て理解しているナッシュは誰に詫
びて良いのか知らないが、心中で謝りたおした。
 それでもむがむがっ!と怒りは収まらず暴れている。クリスは、昨日シエラの矜持の高さを見
せつけられているので、青ざめているだけで…。ゲドもゲドで反論しようとしなかった。何せ相手は千歳近くを生きる存在、百歳程度の自分をも歯牙にもかけない。
 そしてイーヴァも天威もフッチもそんなシエラに何も言うわけがなかった。
「まぁ、それは追々、君自身が判断すればいい事だよ。
 僕は…僕達は、君達の理解を求めない」
「何を…?」
 伏せて抑えられた笑みにヒューゴが訝しむ。
「あんたは…」

『キュオオオオオオオンッ』

 窓の外から鳴き声が響いた。聞き覚えのある猛禽類系の声だ。
「…………」
「ヒューゴ、フーバーか?」
「いや、フーバーの声はもっと高いよ」
 ヒューゴが聴く限りでは、成獣のグリフォンの鳴き声。ミューズのような整備された街中にグ
リフォンが出るのか、と疑わしく思う。
「…天威〜?」
「うん、フェザーだ。何か城であったかな?」
 すくっとソファを立ち、天威が窓へ向かう。
「………、フッチさんフェザーって?」
 まさか…と疑いながら、以前の仲間であるフッチに訊ねる。
「あぁ、僕達の仲間にね、グリフォンのフェザーっているんだ」
 フッチが速やかにフォローに入る。
「…締南もグリフォンを仲間にしたのか……」
 クリスが疑いの眼差しでフッチを見る。グラスランドではあるまいし…と思ったかどうかは別
として。
「うん。他にもムササビとか大ダコとか居たよ」
「…………」
 上には上が居た。ヒューゴとクリス、激しく敗北感を感じた瞬間だった。
 窓を開け放ちと天威は迷わず二階から庭に飛び降りた。庭でノンビリしていたブライトの横ま
で駆け寄り、指笛を鋭く鳴らす。
「やぁブライト、本当に大きくなったね」
と顎の下を撫でてやると、嬉しそうに鼻を鳴らす。
「ブライトは憶えているかな? フェザーが来るんだよ」
「クオン?」
 風を吹き上げ、羽ばたきを巻き上げ、天威とブライトの上に影を落として降りてくる。
「フェザーッ!」
「キュオオオン」
「クオオオオン」
 天威の前に降り立ったグリフォン・フェザーは、確かにフーバーよりも一回り程大きく、そし
て首に細い銀の飾りを付けていた。
「フェザー、お疲れさまっ。城で何かあったのかな?」
と尋ねながら、首の羽毛を掻き分けて通信筒を探し出す。
「何か言ってなかった、みんなは?」
「キュオ」
 筒の中の伝書を取り出して、勢いよく広げる。
 記された内容を読んで。

「確かに、問題だ」



「天、何か問題でもあったのか〜い?」
 窓枠に凭れたイーヴァが訊く。
「はい〜、ちょっとトランからです〜」
「何、トランから?」
 自国からの連絡にイーヴァも流石に不安を感じて、天威と同じように軽々と飛び降りる。
 音もなく飛び降り、何の苦も無く天威の隣に並ぶ。
 ビミョーな表情の天威から渡された伝書を一読して、
「…問題だな」
「早い事戻らないと、面倒ですね」
「あいつ、何か嗅ぎ付けたのか? タイミングが良すぎるな…」

「何がタイミングが良いのかしら?」

と天威とイーヴァ二人して振り向くと、アップルが立っていた。
「アップルっ!?」
「何か…、ホントタイミング良いんだか悪いんだか判らないな…」
とビミョーな表情を浮かべる二人に、アップルはますます困惑の表情を浮かべる。
「一体、何かあったの?」
 天威の後ろにいるフェザーに挨拶をしながら、アップルが尋ねる。
「あぁ、うん。アップル、久しぶりだね。元気にしてる?」
「えぇ。この通り至って元気よ」
「実は城から伝書が届いてね」
「みたいね、フェザーがこうして居るんだから」
 それで、どうしたの?と先を促す。
「まぁ、百聞は一見に如かず。アップルもこれ読んでよ」
とイーヴァの手の中にあった伝書を渡す。
 アップルは不審がりながら、その伝書を読んだ。

 下に降りた天威とイーヴァに加えてアップルまで来たのを見て、広間にいたヒューゴ達は、二
人の後を追って庭まで走って出てきた。
 出てきた時、アップルはその顔にかけた眼鏡を光らせて、持っていた伝書をぐしゃぐしゃに丸
めていた。
「あ、アップルさん?どうしたの…?」
 何か何時ものアップルとは違う気配を漂わせている。どちらかと言うと不穏で、危険な黒いも
の。
「…あら、ヒューゴさん。何でも無いのよ。ちょっとね…」
とズレ加減だった眼鏡を押し上げて、にこやかに押し切る。
「皆の出発準備が整ったから、迎えに来たんです」
「あっもう、そんな時間なんだ…」
 と洩らしても、経過時間を考えると結構な時間が経っているわけだが…。そうなると自分達も
この場を離れなければならない。だが…
「ま、こっちも面倒事出来たしね」
「今から城に戻って、シーナに会わないとな…。レオナさんが時間稼ぎしてくれるって書いてあ
ったけど…」
 そうなるとシュウにどう説明しようか…、と天威が悩んでいるところ、
「天威さん、それなら出立前にもう一度、私シュウ兄さんに会いに行くつもりでいるから、伝え
ておくわよ」
「え、良いの? 折角、お客として来てもらったのに。使い走りさせちゃ…」
「構わないわ。その代わり、あの馬鹿、死なない程度にしっかりきっちりばっちり殴っておいて
くれない?」
 清々しい程の笑顔で言ってのけた。
「そんな『お願い』で良いの、アップル?」
「そんなの大前提だよ。もっと違う事頼みなよ、アップル」
と締南とトランの英雄は物騒な事を言う。
「…そうは言っても、だってよく言うでしょ?
 『馬鹿は死ななきゃ治らない』って。
 …でも、いくら馬鹿でも死んでもらうのは困るから…」
 黒い、何か凄くアップルが黒くなっている。そう、ヒューゴとクリスは慄いているが、怖くて
口を挟む余裕すらない。普段温和で微笑を絶やさないアップルだが、歴戦の副軍師としての存在
を顕わにした瞬間だった。
「…ま、シュウも遅れて戻るだろうからね。その時に色々やっておくよ」
「ごめんなさいね。こんな事で天威さん、煩わせて……」
「いいよ。僕としてはアップルの元気な姿、見られたから…」
「……相変わらずですね」
 いつでも、他人を気遣う優しさを失わない、この締南の英雄が悲しいほど嬉しかった。
 
 フェザーを中心にして、イーヴァと天威が両脇に立ち、シエラはフェザーに腰掛けている。
 天威は常に持ち歩いている、トランから譲り受けた瞬きの手鏡を取り出す。
「じゃあ、アップル。シュウへの言付け、ヨロシクね」
「はい、必ず伝えておきます」

「ヒューゴ」

 振り回され続けて何が何だか判断付かなくなっていた時、己の名を呼ばれて、ヒューゴは弾か
れるように、天威を見た。

「多くを語ることはしないけど、一つだけ。

 君が信じた、信念を貫くが出来る事を、僕は祈っておくよ…」

「俺の…、信念…?」
 ヒューゴが問いかけようとした瞬間、瞬きの手鏡は激しい光を放ち、天威達を掻き消した。
 後には、フェザーがいた足跡が残っているだけで、庭ががらんと広いものとなった…。





「信念…」

 勝利ではなく信念。思ってもみなかった言葉だった。
 勝て、と励ますのではなくて…。でも、その言葉は確かに。
 心の中に填まった。
 信じたものを貫く。
 それがどれほど、困難なものなのか判らないけど…。

 今も存在する『英雄』が与えてくれた言葉。


 その言葉を噛み締めて、俺は守ってみせる。俺の大切な大地を……。






 

 


                                              
(last up 2007)ここまで、読んで下さってありがとうございます。  ザレゴト・タワゴト・ヨマイゴト